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小国士朗さんと「まちがえちゃったけど、まぁいいかと笑える社会を作る」を考える

 

皆さんには、「まちがえちゃったけど、まぁいいかと笑える」ことはどれくらいありますか?

電車に乗り間違える→まぁ、笑えることもあるけど急いでたらダメかも

子どものテスト→たぶん、あんまり笑えない…

そんなお父さんお母さんも多いのではないでしょうか?

(私は、子どもの漢字のおもしろい間違いは笑えますが、計算間違いには👹となります)

 

さて、今回PTAが特別講演をお願いした小国士朗さんは、「注文をまちがえる料理店」の仕掛け人。

注文をまちがえる料理店は、認知症の方がスタッフとして働くレストラン。

注文をまちがえてしまうかもしれない、そんなドキドキを含めて、認知症の方々との触れ合いを通じ、社会問題を楽しく受け止めていこう。

 

社会問題を課題(北風)として真っ向から受け止めて解決を模索するのではなく、自分でもできること(太陽)から、笑って一緒に進んでいこうというものです。

 

同じ考えで、現在小国さんが取り組んでいらっしゃるのは「delete C」

Cは、Cancer(ガン)のことで、まさに、ガンを消そう!という取り組み。

 

でも、私たちに(お医者など医療従事者の皆さんならいざしらず)ガンを消す?なんてできるの??ムリでしょ。とまっすぐに受け止めてしまうと思うわけですが、Cを消す、ことなら誰でも、小学生の子どもたちでもできるんです。

 

それが、delete Cに取り組んでいる=文字通りCを消してる商品を購入したり、SNSで発信したりしていくこと。

一つ一つは小さなこと、小さな発信だけど、それが積み上がって、ガン研究のお手伝いをする資金となる。そんな活動です。

 

なんか、ちょっとできそうな気がしませんか??

 

認知症やガン、こんな社会課題に取り組むのはハードルが高い…と思い、ついつい横目に見がちですが、できることがないか探していく、そんな気付きの積み重ねが、小国流の笑える社会を作っていくことにつながるかもしれません。

 

講演会は、太陽のような小国さんのほっこり暖かい空気の中、70名ほどの参加者をお迎えして終わりました。

 

そんな小国さんは、山野小に通うお子さんのお父さんでもあります。

講演の後は、質問タイム。

「小国流、まぁいいかと笑える子育てを教えてください」

 

来るよねーこの質問(笑)と、小国さんも笑いながら、「できてません。難しいです!」とキッパリ。

それでも、「自分は、『社会問題を笑えるようにする仕事をしてるんだ…』と言い聞かせながら過ごしてます」というお言葉で、やっぱりみんな色んなことを考えたり悩んだりしながら子育てしてるよね…と等身大の小国さんにまたほっこり皆が笑顔になる。そんな講演会でした。

 

小国さん、参加された皆さま、ご協力ありがとうございました。

 

講演会の様子を期間限定(4月末まで)で配信します。

興味のある方はこちらからどうぞ! 

※動画を視聴する際のパスコードは山野小からのすぐーるで配信します。

↓↓↓

動画のアーカイブ配信は、令和5年4月30日までとさせていただきました。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 PTA本部